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庶民の料理をお送りする劇団TOKYOハンバーグ

卒業のお知らせ

突然の御報告で驚く方もいらっしゃると思いますが、この度TOKYOハンバーグを卒業という形で離れさせて頂くことになりました。

私はTOKYOハンバーグのメンバーとして活動する前から大きな目標を持って高校一年生の時に京都から上京しました。そして今、そちらの道に進むチャンスを頂き、挑戦したいという気持ちがさらに強くなってゆきました。自分の可能性や芝居の世界の幅を広げたく、今一度新たな場所や環境に身を置いて1から頑張りたいと思い、今回の決断に至りました。そして主宰の大西さんがその意思を尊重し、応援して下さり、卒業という形で送り出して下さいました。

思い返せば、東京で初めて見た小劇場の舞台がTOKYOハンバーグの『髪結う時』という作品で、私は劇場の客席で号泣し、小劇場という魅力を感じたのを思い出します。その次の『百光年の詩』という作品でオーディションに呼んでもらい、再演作品を含め10本の公演に出演させて頂きました。作品の一つ一つを思い浮かべると、そこに一緒にいてくれた人たちの優しい笑顔や真剣な眼差し、そして心の汗のような涙が浮かんできます。

17歳でTOKYOハンバーグと出会ってから5年が経ちました。そのうち最後の2年をTOKYOハンバーグのメンバーとして活動してきました。本当に数えきれないほどの経験や思い出を頂きました。今まで私と出会って下さったお客様、スタッフの皆様、役者の皆様、全ての方々がとても温かく愛ある素敵な方達ばかりで、皆様に出会えた事は本当に私の一番の宝物です。

そして、正直誰よりも私がファンなんじゃないかと思うくらい、私はこの方のつくる作品の世界が大好きで、いつも熱く、情熱的でまっすぐな愛情をもって私と接して下さる大西さん。初めてTOKYOハンバーグに出させて頂いた時から共演させて頂いて、生意気な私にもいつも優しく笑顔で接して下さる石原さん。そして付き合いは一番短いけれど、人は付き合いの長さではなく一緒に過ごした時間で変わるんだなと私に気づかせてくれた涼香ちゃん。今は母親となりTOKYOハンバーグを陰で支えてくれていますが、いつかまた共演したい相原さん。皆さんのたくさんの愛に囲まれていた私は本当に幸せ者だなと感じております。

TOKYOハンバーグは私にとって大切で大好きな場所です。口ではなんとでも言えると思うのですが、この気持ちは今までもこれからも変わりません。そして私の将来を信じて応援して下さった皆さんの気持ちや思いを背負って、女優として、女性として、一人の人間として大きく成長出来るよう、改めて気合いを入れ直して、諦めずに頑張っていきたいと思います。

本当に今までたくさんの方々に支えて頂き、応援して頂き、感謝してもしきれない程の感謝の気持ちでいっぱいです。形は変わりますが、私自身今までと変わらずTOKYOハンバーグを応援し、支えていきたいと思っておりますので、これからもTOKYOハンバーグを宜しくお願い致します。そしてどこかで私を見かける事がありましたら声をかけて頂けると嬉しいです。

TOKYOハンバーグの光藤依里を今まで応援し支えて下さった皆様、本当にありがとうございました。

光藤依里

卒業のお知らせ
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